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MotoGP. USA Grand Prix. Laguna Seca Circuit. Race
Official press release
2010/7/26

レースをリードしたペドロサ、12周目に転倒。ドビツィオーツォは3位表彰台獲得ならず

シグナルが変わった瞬間からレースをリードして2戦連続のシーズン3勝目に向かっていたダニ・ペドロサは、USグランプリ12周目にラグナセカの第5コーナーでフロントのコントロールを失い、転倒を喫した。予選とレースで好調だったレプソルライダーにとって、大きな痛手となった。彼のチームメイト、アンドレア・ドビツィオーツォは最終コーナーまで表彰台争いをしたが、4位でフィニッシュ。

稲妻のようなスタートで、レプソル・ホンダチームライダーはケーシー・ストーナー、ベン・スピース、アンドレア・ドビツィオーツォとホルヘ・ロレンソを従えて第1コーナーでトップに躍り出た。ドビツィオーツォは、3周目にアメリカ人ライダーベン・スピースを抜き去ってリカバーしたが、この時点では順位を落としてトップ3人の後塵を喫した。ペドロサ、ストーナーとロレンソが2008年のコースレコードを破り、1'22秒を切るまでにさほど時間はかからなかった。6周目ペドロサがファステストラップを記録した時、ストーナーのミスが週末のベストタイムを記録していたロレンソの2位浮上を許し、彼はペドロサの追撃に入った。

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しかしその6周後、レプソル・ホンダチームライダーは第5コーナーでフロントタイヤのグリップを失い、ハイスピードでコースアウトして転倒を喫した。これにより、優勝へ絶好のチャンスを得ていた彼のレースは終わった。

スペイン人ライダーの離脱により勝利への道筋はロレンソに大きく開かれ、アンドレア・ドビツィオーツォもまた自動的にポジションを上げた。イタリアンライダーは、残り5周までの間同じくイタリア人のバレンティーノ・ロッシの追撃というプレッシャーをコントロールしたが。フィニッシュラインに向けた立ち上がりでパスされ、最終盤で挽回を試みたが4位でのフィニッシュを余儀なくされた。

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USグランプリを終えてワールドチャンピオンシップは、3週間の休息を経て後半戦となるチェコグランプリへと続く。


コメント

ダニ・ペドロサ >> リタイア

“クラッシュした時はロレンソとの差を広げようとハードにプッシュしていたが、リズムは良かった。不運にもコーナー進入時にギャップに乗ってどうすることも出来なかった。とても残念なことだが、レースに勝とうとすれば、いつでも起こりうることだ。出来る限りプッシュし、リスクを覚悟しなければならない – だが本当にこのレースには勝ちたかった。

今できることは、その瞬間まで良いレースをし、レースをリードしていたことを覚えておくこと – これが週末成し得たかったことだ。腕組みをして座り、何ができたかを考えることではない。週末を通じてチームとかみあってウィニングポジションへと登ることができた。結果は良くなかったが、次の戦いに戻ってくる。”


アンドレア・ドビツィオーツォ >> 4位

“表彰台に近かっただけにこの結果は残念だ。インサイドから良いスタートを切ったが、第一コーナーを抜ける間にポジションを落としてしまった。先頭のライダーたちと先に逃げたかったが、最初の3周スピースの後ろでタイムをロスしてしまった。そのため先頭集団に近づくことが出来なかった。良いペースで周回し、中盤は順調だったが、終盤でバレンティーノがペースを上げ始め、彼よりも速く走ることが出来なかった。

彼に抜かれた後は出来ること全てをやったが、抜き返すのに十分な速さがなかった – 特にT3・T4セクションで。仕掛けるためのブレーキングパフォーマンスがなかったので、彼を抜き返すことが出来なかった。望む結果が得られなかったので、さらにハードワークを続けて優勝にチャレンジする – それが目標だ。“


オフィシャルリザルト
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 43:54.873
2. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 3.517
3. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) + 13.420
4. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 14.188
5. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) + 14.601

NC. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) -


ワールドチャンピオンシップ
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 210ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 138ポイント
3. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 115ポイント
4. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) 103ポイント
5. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 90ポイント







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MotoGP. German Grand Prix. Sachsenring Circuit. Race
Official press release
2010/7/19 
 
レプソルライダーはザクセンリンクでのエキサイティングなレースに威厳を持って勝利。
アンドレア・ドビツィオーツォも、問題を抱えながら5位でフィニッシュ。

ダニ・ペドロサは、シーズン2勝目をものにし、ドイツグランプリのリーディングプレイヤーであることを実証した。レプソルライダーは、アクシデントによるレース中断後も冷静なまま能力の全てを見せてロレンソとの接戦を制し、先日ワールドチャンピオンに輝いたスペインサッカーチームのユニフォーム姿で表彰台最上段に立った。アンドレア・ドビツィオーツォも、難しいレースを5位で終えてチャンピオンシップ3位をキープした。

レプソルチームは、週末を通じて素晴らしいパフォーマンスを見せた、ダニ・ペドロサのスリリングなレースの後興奮に沸いた。ライダー数人が絡むトラブルのためレースが中断されたにもかかわらず、スペイン人ライダーは才能をいかんなく発揮し、彼の実績に新たな勝利を刻んだ。

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10周目にアクシデントによりレースが中断される前、ペドロサは素晴らしいスタートを切り第一コーナーでトップへと躍り出た。1周目が終わる前にロレンソに抜かれたが、レプソルライダーはロレンソが差を広げようとしても食いついて離れなかった。彼らの後方でアンドレア・ドビツィオーツォはスタート時よりもポジションを落としていたが、1周目が終わるまでにリカバーし、ケーシー・ストーナーを抜いて3位へと上がっていた。3周後、オーストラリア人ライダーが彼を再び4位へと押し戻し、アレックス・エスパルガロ、アルバロ・バウティスタと共にランディ・ド・プニエが転倒するまでの間、彼らはロレンソとペドロサに続きバレンティーノ・ロッシとの差を徐々に広げていた。

レース再開後、ペドロサは即座にスタートし、トップで1周目を終えたが、次の週でロレンソが彼を追い抜いた。彼らが他者を引き離し始めるのに、さほど時間はかからなかった。ドビツィオーツォは4位からスタートして即座にポジションを上げたが、数周後にストーナー、ナンバー27のドゥカティに再び追い抜かれた。

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前線でダニ・ペドロサは、10周目にストレートで追い抜くまでの間ロレンソのヤマハにプレッシャーをかけ続けた。レプソルライダーは早い段階でメインストレートのブレーキングにより彼をパスしようとしたが、ふくらんで持ちこたえることが出来なかった。彼は同胞とホイール・トゥ・ホイールを保ち、再開後の中盤でついにファイナルブローを与えた。ペドロサはストレートエンドでトップに躍り出たあと、数周の間ハイペースでライディングした。

レプソルライダーは周を重ねるごとにロレンソとのアドバンテージを増加させ、コンマ1秒ずつ差を広げていった。コンマ1秒の積み重ねが1秒となり、最終的にはロレンソとの差を3秒にまで広げたレプソルライダーは、12周目にはドイツのコース・ザクセンリンクの新しいコースレコードを記録して圧勝を遂げた。

ペドロサがシーズン2勝目に向けて駆け上る間、アンドレア・ドビツィオーツォはシモンセリ・ヘイデンと5位争いをしていた。ロッシは前方に離れ表彰台争いからも遠のいた今日、ドビツィオーツォはヘイデンとシモンセリによる繰り返しのアタックを防ぐのに多大な努力を要し、最終的には彼のチャンピオンシップ3位をより確かなものにする、5位でフィニッシュした。

次週、モトGPは夏休み前の最終戦、カリフォルニア・ラグナセカサーキットにて行われる。


コメント

ダニ・ペドロサ >> 1位

“レースに勝ててとてもうれしい。レースが中断されたとき、再開後にマシンのフィーリングが変わってしまうことがあるので、今日のレースは容易ではなかった。グリッドでは再びナーバスになるし、再スタートの後同じペースで走れないこともある。しかし今回はうまくいった。前半はロレンソに接近して走れたし、ペースも良かったが、中断された時は顔を見合わせて”なぜ?”と言いあった。後半はより調子良かった。トラクションを得るためにリアサスペンションを調整したが、新品のタイヤがもうなかったので、タイヤは換えなかった - 同じタイヤで走ったんだ。再び良いスタートを切ったが最初数周でロレンソに抜かれ、彼を抜き返そうとプッシュした。

最初の試みはうまくいかなかったが、次のチャンスで抜くことができた。この優勝はイタリアでのそれよりも価値がある。ムジェロは独走で他のライダーとバトルにならなかったが、今回はロレンソとのバトルに打ち勝っての優勝だから。レース前は天候がどうなるかわからなかったけど、晴天が続いて申し分なかった。表彰台でスペインのシャツを着ることを本当に楽しみにしていた。どこにも売ってなくて手に入れるのが大変だったけど、どうしてもこんな風に優勝を祝いたかった。この週末良くやってくれた、チームにも感謝している。マシンは金曜日からとてもよく、理想的だった。この調子を保ち続けたい。”

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 5位

5位という結果にはもちろん満足していない。特に予選4位だったから。単に今日は、トップグループのライダーについていける速さがなかった。実際、彼らについていくためにかなりアグレッシブなライディングをした。その場合タイヤと体力を消耗するので正しい選択とは言えないが、先頭集団についていくためにせざるを得なかった。

この週末、正しい電子制御とマシンのセッティングが見つけられなかった。前半はセットアップが100%じゃなかったので、後半の前に少し電子制御のセッティングを変更した。セットアップが不十分でマシンのポテンシャルを使い切れず、第7、12コーナーとストレートでかなりタイムをロスした。コンペティティブになってより上位に入るため、今は来週のラグナセカが待ち遠しい。今日はダニにおめでとうと言おう。彼は信じられないようなペースでライディングしたし、優勝はチームにとってもいいことだ。


オフィシャルリザルト
1. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 28:50.476
2. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) + 3.355
3. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 5.257
4. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) + 5.623
5. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 17.158

ワールドチャンピオンシップ
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 185ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 138ポイント
3. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 102ポイント
4. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) 83ポイント
5. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) 78ポイント







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MotoGP. Grand Prix of Catalunya. Circuit de Catalunya. Race
Official press release
2010/7/4

第一コーナーでのオーバーランから9つのポジションアップ
アンドレア・ドビツィオーツォはロレンソとのトップ争いの最中に転倒

ダニ・ペドロサは今日、カタルーニャサーキットで目を見張るような活躍を見せた。第一コーナーでコースアウト、10位にドロップしたものの見事にポジションを回復し、2位でゴールイン。チームメイトのアンドレア・ドビツィオーツォは不運にもロレンソとのトップ争い中に転倒、14位でフィニッシュ。

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レッドシグナルが消えるや否や、ダニ・ペドロサは再び素晴らしいスタートを見せ、2列目からのスタートにもかかわらず前方のライバルたちを抜き去ってトップで第一コーナーのブレーキングポイントへ到達した。しかしスタート後のストレートでの振動がフロントブレーキの不具合を誘発し、彼はストレートエンドまで到達して第一コーナーでコースアウトを喫した。幸運にも、10位に後退したもののペドロサはすぐにレースに復帰することができた。2周目レプソルライダーは5人のライバルを抜き去り、好スタートで先行するホルヘ・ロレンソ、ケーシー・ストーナー、アンドレア・ドビツィオーツォに続く4位を走行するランディ・ド・プニエに追いついた。

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イタリアンライダーは2周目、オーストラリア人ライダーがミスの後ペドロサに追いつき追い越される間にストーナーを追い抜き、ロレンソと距離を保とうとした。ペドロサがスタートで後退したためドビツィオーツォが唯一、至近距離でロレンソを捕まえられるライダーであり、カードを切る好機をうかがっていた。しかし残り10周でミスをし、ドビツィオーツォは転倒を喫した。レプソルライダーは15位でレースに復帰し、バレンティーノ・ロッシの代役である吉川をかわして1つだけポジションを回復することができた。これによって彼はは、シーズン終盤で重要となる2ポイントを獲得した。

ペドロサは表彰台獲得に向けてのバトルに集中していた: 5周目にランディ・ド・プニエを抜いた彼は、ケーシー・ストーナーのミスにより3位に上がることができた。オーストラリア人ライダーとの激しい戦いの中ペドロサは、ドゥカティが彼を抜き去ろうとする全ての試みを防ぎ、チームメイトが転倒を喫した時、彼の守ってきたポジションは価値ある2位となった。

このレースを終えてペドロサは113ポイントのチャンピオンシップ2位、レプソル・ホンダチームメイトも今日のトラブルにもかかわらず91ポイントの3位につけている。ホルヘ・ロレンソが依然としてオーバーオールトップをキープ。


コメント

ダニ・ペドロサ >> 2位

"実に良いスタートを切り、第一コーナーに向かってトップに立った。第一コーナーに向かう途中フロントエンドに少し振動を感じたがブレーキングまで気に留めなかった。ブレーキングの時一瞬何も起きなかったので驚いたが、とにかく続けた。回復した時はすでに遅く、コースアウトしてしまった。「コーナーカット」のペナルティを受けたくなかったので、ゆっくりとコースへ戻った。その後出来るだけ早くリカバーすることに努め、失ったポジションを回復した。

ケーシーがミスをしたときに彼をパスし、何周も共に走った。出来る限りハードにプッシュしたがレース中、特にコーナリング時フロントエンドに問題を抱えていた - 今日は多くのライダーがこの問題を抱えていたと思うけれど。レースの終わりまで踏ん張ることができたし、あの1周目のあとで2位に入賞できたので、十分満足できる。目標としていたように2つ連続して良い結果が出せたので、今後のレースでも継続し、優勝に向けて戦わなくてはならない。”

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 14位

"今日はとても良いペースで、終盤までロレンソと優勝争いができたはずだ。しかし不運にも、1周目からコーナー進入時にリアブレーキがうまく動作せず、このことがコーナー進入と中盤で問題だった。依然として速いペースで走ることができたが、ブレーキの問題でフロントに荷重がかかり過ぎてコントロールが難しくなり、常に限界近い状態だった。

そして15周目の第9コーナーで少しだけ限界を超え、転倒してしまった。残念なことだが、今日からポジティブにならなければならない。レースの先頭で戦えることを望んでいたし、今日はそれができた。自分のパフォーマンスには満足しているが、みんなハードワークしていたのでチームに申し訳ないと思っている。次回は再び先頭に立つことを狙っていく。”



オフィシャルリザルト
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 43:22.805
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) + 4.754
3. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 4.956
4. ランディ・ド・プニエ (ホンダ) + 18.057
5. アルバロ・バウティスタ (スズキ) + 21.361
14. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 1:32.402

ワールドチャンピオンシップ
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 165ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 113ポイント
3. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 91ポイント
4. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) 69ポイント
5. ランディ・ド・プニエ (ホンダ) 69ポイント







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MotoGP. Dutch Grand Prix. Assen Circuit. Race
Official press release 
2010/6/27

レプソル・ライダー、レース中に5つポジションを上げる飛躍。
アンドレア・ドビツィオーツォも技術的問題を抱えながら5位入賞

伝統的に決められた今日土曜日、オランダグランプリは10万人近い大観衆の前で行われた。ダニ・ペドロサは、難しい週末を戦いながらも最終的に2位を獲得した。予選で多くの問題を抱えていたレプソル・ホンダチームのライダーは、優勝を狙えるパフォーマンスを見せ、自分と周囲の両方を驚かせた。彼のチームメイト、アンドレア・ドビツィオーツォは予期せぬ問題に見舞われ、相応の5位入賞。

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レースはダニ・ペドロサの目を見張るようなスタートで始まった。グリッド3列目からスタートした彼はコースの端から端まで4人のライバルたちを抜きながら走り抜け、ホルヘ・ロレンソとベン・スピースの背後で第一コーナー・インサイドに到達した。アンドレア・ドビツィオーツォもまたスタートで、レース序盤ペドロサを追い抜こうと試みたケーシー・ストーナーに続く5位まで順位を上げた。1周目が終わった段階ではダニが3位、ドビツィオーツォは5位。

スペイン人ライダーがスピースを抜くのには3周を要し、その時既にロレンソは後続との差を1.5秒に広げていた。そして2周、ペドロサは1'34.525のファステストラップを記録してナンバー99のヤマハの追撃に入った。レプソル・ホンダチームのライダーは、既に朝のウォームアップで明らかだったように、飛躍的な進歩を遂げて週末のベストタイムを更新していった。

しかし、レースの中盤近くまでホイール・トゥ・ホイールの接戦を繰り広げたが彼はライバルを追い抜く隙間を見つけることができず、ロレンソは徐々に逃げて行った。ロレンソを捕まえるためにペドロサは、執拗に彼を追撃するケーシー・ストーナーとの差を広げるよう努め、オーバーオールでロレンソとの差47ポイント・93ポイントの2位へと返り咲く、2位獲得を固めた。

背後で、アンドレア・ドビツィオーツォは先頭集団のペースに合わせることができず、レース初盤でベン・スピースを抜いたにもかかわらず、中盤でアメリカン・ライダーにやり返された。結果レプソルライダーは、何度も追い抜き最終的にフィニッシュラインぎりぎりで勝った、ランディ・ド・プニエとの争いに埋没していった。

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ペドロサとドビツィオーツォの、前進と失ったポジション奪回を続けるまでの時間は長くはなく、たった8日間で彼らは他のモトGP選手たちと共に、いつも特別なカタルーニャグランプリに戻ってくる。次の週末、レプソル・ホンダチームはホームレースを戦う。


コメント
 
ダニ・ペドロサ >> 2位

“予選では多くの問題点があり、今日2位を獲得できると思わなかったので驚いている。ウォームアップでラップタイム向上のヒントをつかんだので、かなりリズムを改善出来、レースで戦うチャンスができた。ブリジストンのソフトタイヤでレース前半にアドバンテージが得られると分かっていたので、スタートからハードにプッシュした。

しかしその後コース前半で若干タイムが落ち始め、ラップ毎にタイヤの手応えがなくなって行った。いずれにしてもこれは我々にとって良い結果で、あきらめなかったチームには感謝している。ワールドチャンピオンシップで2位を取り戻したが、何よりもこのレースで2位を獲得できたことがうれしい。次のカタルーニャはホームレースだし、また良いレースができると期待している。“

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 5位

“今日のレースには期待していたので、結果は少し残念だ。良いスタートから4位まで順位を上げたが、トップグループについていける1分35秒台を切るペースで走ることが出来なかった。フロントエンドのフィーリングが100%でなく、アグレッシブなライディングが出来なかった。今日は4位でフィニッシュ出来そうだったが、ランディとのバトルでタイムロスがあり、スピースとの差が開いてしまった。

ダニとケーシーが選択したソフトタイヤの効果を考えると、今日ブリジストンのハードコンパウンドを選択したのは多分正解ではなかった。いずれにしてもこのことから学び、次のバルセロナを楽しみにしている。- このコースは本当に好きなコースだからね。今日のレースは残念だったが、次のレースまで5日しかなく、雪辱のために長く待つ必要はない。”


オフィシャルリザルト
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 41:18.629
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) + 2.935
3. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 7.022
4. ベン・スピース (ヤマハ) + 13.265
5. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 15.323

ワールドチャンピオンシップ
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 140ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 93ポイント
3. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 89ポイント
4. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 61ポイント
5. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) 61ポイント







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MotoGP. British Grand Prix. Silverstone Circuit. Race
Official press release 
2010/6/21
ダニ・ペドロサ、昨日・今朝の転倒を経て8位でフィニッシュ

イギリスへ戻ったワールドチャンピオンシップでも、2位獲得のアンドレア・ドビツィオーツォへの祝福と、8位に終わったダニ・ペドロサへの落胆という、複雑な感情がレプソル・ホンダチームにもたらされた。
イタリア人ライダーは、シーズンを通して表彰台の一つ上を狙う安定感を見せたが、昨日の予選と今朝のウォームアップで転倒を喫したスペイン人ライダーは、8位に甘んじた。

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ベテランのダニ・ペドロサが抱える問題はすぐに明らかになった。3位からのスタートはパーフェクトでなく、第一コーナーに3位で進入。その後彼は、レース序盤から手の内を見せようとした。第二コーナーでド・プニエを抜き、その後ロレンソをも追い越して束の間のトップに立った。1周目が終わる前にレプソルライダーの抱える問題ははっきりと見て取れた。RC212Vを突然襲った若干の振動の後、彼はロレンソのヤマハに追い越された。

諦めることなくペドロサは長い1周目が終わる前に再度トップに出ようとしたが、ふくらんでロレンソ、そしてド・プニエとドビツィオーツォにも抜かれてしまった。レプソル・ホンダチームのスペイン人ライダーはポジションを守ろうとしたが、ラップが進むにつれヘイデン、スピース、シモンセリとストーナーに抜かれ、8位でフィニッシュラインを通過した。

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チームメイトのイタリアンライダー・アンドレア・ドビツィオーツォもまた完璧なスタートではなかったが、スタート時の順位をキープし、3位に上がった後ド・プニエを抜いて1周目を2位で終えた。ロレンソは遠く離れて優勝へ向けて単独で走行しており、ド・プニエとドビツィオーツォは、レース全般に渡る熾烈な2位争いを繰り広げた。ヘイデンとスピースが背後に追いすがったがドビツィオーツォは若干のマージンを保ち、チャンピオンシップ2位を確保してタイトル奪取へ弾みをつける、2位入賞をものにした。
第五ラウンドを終えてロレンソはドビツィオーツォに37ポイント、ペドロサに42ポイントの差をつけている。


コメント

ダニ・ペドロサ >> 8位

“昨日は好調だったし自信があっただけに8位は全く残念な結果だ。レース序盤からタイヤのグリップが不足し、予選の時のようなペースが作れなかった。リアタイヤはひどくスピンやスライドし、フロントは押し出されてハードにプッシュしたがペースを保つことが出来なかった。

前に他のライダーが見え、ついていくことは出来るのにポジションを争うことができず、フラストレーションがたまった。この週末良かったことは、2回の転倒を通してケガがなく、今日のレース中にも痛みを感じなかったことだ。これは、今週末から気持ちを切り替えて来週アッセンでのレースに臨めることを意味する。この週末2度もマシンを直さなければならず、チームにとっては本当にハードだったと思う。感謝している。”

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 2位

“2位という結果はハッピーだ。さらにチャンピオンシップでも2位につけることができ、シーズン序盤の結果が反映されている。レース中盤、多くのライダーが背後から近づいてくるのが見えたので、最終ラップでの勝負を避けるために差を広げようと100%のプッシュをした。終盤の13・14コーナーは低速なので背後のライダーが良く見えるし、最終ラップでは近すぎると抜かれ易いポイントでもある。だからいくらか差をつけておくことは重要だ。

今のところシーズンの内容には満足しているし、ホンダとチームの努力に感謝している。レースで勝てるようさらに努力が必要だが、今日は優勝に一歩近付いたし、レースが続くピリオドのスタートとしては良い結果だ。次回アッセンではさらに前進し、優勝のチャンスがあると信じている。“


オフィシャルリザルト
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 41:34.083
2. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 6.743
3. ベン・スピース (ヤマハ) + 7.097
4. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) + 7.314
5. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 7.494
8. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) + 15.313

ワールドチャンピオンシップ
1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 115ポイント
2. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 78ポイント
3. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 73ポイント
4. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 61ポイント
5. ニッキー・ヘイデン (ドゥカティ) 52ポイント








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